観てきた。
ネタバレのない感想をひとことで言うと、
アニメ版では描けないシリアスといつもの雰囲気が絶妙に混ざっていて、楽に見られる映画でした。
あとあややが可愛すぎ。
きんモザファンなら満足するんじゃないかしら。
というかきんモザファンは文句とか言わなさそう
以下、さっそくネタバレします。
高2の学校祭を控えた5人。忍・綾・カレンのクラスは劇をすることに。
そんな中、綾はふとした会話から自分が忍にどう思われているのか不安に思う。
陽子のように小学校からの長い付き合いでもなければ、アリスやカレンのように金髪でもない。
綾の陽子への想いがネタ的に描かれることは数知れずあるけど、
忍に対しても親友でありたいという気持ちが強いんだ、というのは初めて知った。
やっぱりあややは悩める乙女。そこがかわいい。
物語の中盤はそんな綾の回想。中学3年の夏、高校受験を控えた綾はレベルの高いお嬢様学校を目指すことに。
ただまあ、忍・陽子と離れてしまうのが嫌でなんだかんだあり、結局2人に合わせて進学先を変える。
この3人が同じ高校に通っているのは知っているので、ハラハラドキドキの展開というわけではないけれど
むしろ変に心配をする必要がなく、気楽に見ることができた。
こういう真面目な話も入ることで、単に2倍の尺の日常系アニメではない感じがして映画っぽかった。
ちなみに、5人が通う高校名(もえぎ高校)が出てきたのは初めてだよね。
あと綾の目指してた水蓮女学院って「わかば*ガール」でも言及されてたんだね。
サラッと新情報が出てきたりするのは映画を見た人への特権だな。
そして綾の回想は終わり、話は学校祭に戻る。
主役が急に倒れたーというお約束の展開から綾が急きょお姫さま役をやることに。
しかしカレンが台詞をド忘れしアドリブをかまし、なんやかんや陽子・アリスや烏丸先生も飛び入りすることに。
アドリブでハチャメチャになったストーリーは結局どうなったんだろう。
元がどういう話だったのかはよく分からないけど、玉乗りはさすがに回収できないんじゃ・・・
忍がなんとか脚本を書き換えてうまく収めたのかもしれないけど、
その辺をボカして大成功でしためでたしめでたしーと締めたのはちょっとズルいかなーとは思った。
まあでも学校祭が本質ではないってことだね。アリスと陽子のクラス展示なんてさらーっと流れていったし。
あくまで学校祭は回想に導くためのきっかけということで。
ただ、忍に物語を作るセンスがあることは1期最終話でのミュージカル?から明らかになっていたので
そんな忍がどんなお話を書いたのかなあとは気になる。
今まで描かれていなかった部分を知ることができるのはファンとしては嬉しい。
話の本筋とは関係ないけど、インタビューで言っていたアドリブというのはやっぱり「そわそわダンス」でしたね。
インタビューを事前に読んでいたので、このシーンを見た瞬間に「あ、ここのことかな?」という気はしたけど
パンフレットでちゃんと語られてた。
カレンはともかく、アリスはそんなことしないでしょ!と思ったけどクネクネしてる姿は可愛かった。
思い出すと、全編を通してみんなとにかく可愛かったという言葉に尽きる。
それは見た目とか動きも当然なんだけど、彼女たちの内心に抱えていた悩みや想いが愛しい。
そういうコミカルでない一面を見ることができたのは映画ならでは。とても満足だった。
もっと5人のことを知りたいので、ぜひ、ぜひこの調子で3期もお願いできませんか・・・
それと、ゆゆ式のスペシャルエピソードはいつですか・・・