映画「君の名は。」のネタバレがあります。
逆に小説版、漫画版はまだ未着手なので、それらのネタバレはありません。
個人的には、とても好きなテイストの映画だったのでもちろん満足だったのだけど、
(見た人なら分かるであろう)時間のトリックのせいで途中???が浮かんだ場面もあり
2回目がついつい見たくなり行った。
そしてなんだかんだで人を誘って3回目も見た。
2回目、3回目を見て思ったことを書き出す。
観察力が足りないよ!とか、それは小説(漫画)読んだら分かるぞ!とかいうこともあるだろうなという気はする。
瀧くんの顔のケガ
三葉がはじめて瀧くんと入れ替わった日、瀧くんの顔にはケガがあった。
奥寺先輩がそれに言及するシーンはあったのだけど、あれは結局なんだったのだろう。
三葉と対照的に男らしい性格、というのを印象づけるため?だけでいいのかな?
瀧くんと建築
瀧くんが記憶を頼りに描いた糸守の風景、あれはよかった。(高山ラーメンのおじさん並みの感想)
そういえば、美術の時間に机を蹴り飛ばした時に描いてた建物の絵もかなり上手だったなあと。
パンフレットによると、瀧くんは建築に興味があったらしい。
それを踏まえて3度目を見ると、たしかに彼が就活で訪れていた会社には「建設」の文字が見えた。
ただ、建築押しが弱くない?
そういうパーソナリティがあるならもうちょっと序盤で描いてくれてもよかったかも。
パンフレット読むまで気づけなかったのはもったいなかったなあ。
てっしーの想い
てっしーくん、最後はサヤちんと結婚することになったのだけど、
パンフレットには「三葉のことが気になっている」という記述が。まあ確かにそれっぽい感じはあったよね。
自分もあのクラスにいたらああいう可愛い子気にならないはずがないもん。
サヤちんの欄には「勅使河原に想いを寄せている」って書いてあったので、彼女から見てこの結末はまあ問題ないとして、てっしーはどういう気持ちだったのかなーと気になる。
3人とも、高校を卒業して東京に行ったのだろうけど同郷どうしきっとつながりはあるよね。
あるとするならば、なぜそっちの2人が結ばれたのかなあと。
てっしーくんの心の変化とか、その辺のイベントを後日談としてすごく見てみたい。
消えた日記
瀧くんが使ってた日記のアプリ、序盤で見る限りは三葉が書いたエントリと瀧くんのとがごちゃ混ぜに表示されていたのだけど、
糸守の荒廃した風景を見た時に日記を開いたら全部消えちゃったところ、
あれって瀧くんがもともと書いてたものもあの時消えちゃったのかな?
それって筋が通らなくない?とちょっと思った。
三葉の分だけフィルタリングしてて表示されてなかったのかなとも考えたけど、
そうだとすると「新しいアカウントを作成」というダイアログが出るのは変な仕様だよなあと。
いつから互いが好きということになったの?
奥寺先輩とのデートの帰りに「好きな娘がいるでしょ?」と聞かれたときの反応を見ると、意識してるんだなあとは思ったけどあの時はそんな大好きってほどでもなかったでしょ。
でもいつの間にかかけがえのない存在みたいになってた。
(話はそれるけど片割れ時の「大変だったよ、お前遠いところにいるから」みたいなセリフすごく好きだった)
時系列の行き来が複雑なせいもあって、2人の恋心的なものの変化を追えなかった。
そりゃああんなことがあったらお互い好きになるよなあというアニメオタク的な常識は持ち合わせているので
違和感は抱かなかったけど、「あの男(女)はー!!(怒)」とか言ってた頃からデレるまでの心の変化を見たかったなあ。
このエントリでも前のエントリでもいろいろ書いたけど、ここが一番掘り下げて欲しいポイントだな。
ここ見せられたらガッツリ泣いてしまいそう。
同性にモテる三葉
三葉(中身瀧くん)が女子にもモテてたくだり、結局何が言いたかったんだろう?
(三葉も奥寺先輩とうまくやっていたことから)お互いに入れ替わったほうがモテるじゃんっていうことなのだろうけど、
結局それは前半のコミカルな描写のひとつに過ぎない?
それともなにか深い意味があるのかなーという気もするしそうでない気もする。
自分の性格上、新海監督の作品を見るとどうしても「後日談」が見たくなってしまう。
おそらく公式にそういうものは出ないだろうし二次創作で誰かが書くんだろうけど、まだ調べてない。
探してみたいような、でも世界観が壊れるのが怖いような、複雑な気分。
そんな中Twitterで見かけた面白い「その後」の一幕を紹介して〆る。
「君の名は。」(4枚目ネタバレなんで見てない人はクリックしないようにね pic.twitter.com/QDwP38sClx
— 森キノコ☆歌姫[レ33] (@morikinoko8888) 2016年9月10日